イカタコポストカード@dubhe

タコグッズ、アート
タイトル:イカタコセット

形態:ポストカード

製作販売:dubhe(ドウーべ)
公式オンラインショップ:https://dubhe.thebase.in/

2021年5月4日から、上記オンラインショップで販売開始のポストカードです。

今回これらのポストカードは、アンティークのオリジナル銅版画を元に、dubheさんがデジタル処理をした独自のアイテム。紙質にもこだわり、元々の古い博物図版に近い質感を大切に製作されています。誰かに贈る用途はもちろん、自身で飾っても素敵な逸品。様々な図柄がありますが、私が購入したのは「イカタコセット」。(単品販売はしていません)

タコは以下の2枚です。(図柄の解説は、商品内容より引用)

クラーケン

オリジナルは、フランスの博物学者ピエール・デニス・ド・モンフォールによる1810年代に出版された頭足類図譜でのクラーケン像。図柄は市販品でも度々見かけるモチーフですが、このポストカードで見ると、細部の描き込みにより、クラーケンの細胞、眼球、波のうねり具合等の迫力が伝わってきます。色調の繊細さにも驚きます。オリジナルは多色刷り銅版画との事。

アオイガイ

1730年代、ルンフィウスのメーリアン製版による図。アオイガイ(チリメンアオイガイとの事)とされていますが、実際のアオイガイに多少フィクションが加えられた図となっているようです。確かに、貝の先に嘴がついているのは不思議ですね。

そういえば、以前「博物ふぇすてぃばる」のdubheさんの”ガクタメ”で、もう一つのアオイガイの博物画を拝見。そちらには謎の帆(?)のようなものがあり、この生物がいかに想像力を掻き立てる存在だったのかが伺えます。

博物ふぇすてぃばる2017@科学技術館

ポストカードももちろん良いのですが、やはり本物の博物画を観たり購入したいものです。dubheさんは、各種イベントやマーケットで販売されており、以前博物画を購入した際は、その画に関するお話を伺いました。

世界最古のタコ木版画@Pierre Belon

それにより画の持つ時代背景を垣間見ることができ、画の躍動感が増して感じられるのです。dubheさん出店の機会には、ぜひ実物の博物画と出会い、解説を聞いて欲しいと思います。