
世界最古のタコ木版画@Pierre Belon
発見日:2019年 9月中旬 発見場所:天王洲ハーバーマーケット内 素材:木版画。博物書籍の1ページ。 サイズ:H 約10.5㎝、W 約17㎝ 作者:Pierre Belon(ピエール・ブロン) 販売者:dubhe(ドウーべ)
dubheさんは、主に17世紀〜19世紀にかけてヨーロッパで製作された自然科学書や博物誌などに使用された、当時の版画を扱っています。
販売場所は、「うみねこ博物堂」などの店舗や「博物ふぇすてぃばる」などの各種イベント出展。出展情報はtwitterなどSNSで発信されています。
そのdubheさんが出展された天王洲ハーバーマーケットで私が手に入れたのが、こちらの版画。

なんと!
1553年、パリで印刷された木版画。
おそらく、現存する木版画のタコ絵として最古で、かなり貴重なものであろうととの事でした。
作者Pierre Belon(ピエール・ベロン)は、フランスの医師であり、博物学者、植物学者でもあります。1553年に『水生動物図解』(”De aquatilibus”)を出版しており、このタコ絵はその中の1つと思われます。内容は水生動物の解説書で、この横開きのサイズも当時として画期的なものであったそうです。

タコのしなやかさ、頭部(胴部)の書き込み具合、吸盤ひとつひとつが丁寧に表現されています。アートとしても魅力的な逸品。
One thought on “世界最古のタコ木版画@Pierre Belon”
Comments are closed.