タコスミとイカスミ

タコカルチャー, タコグルメ, タコ学

タコスミとイカスミと聞いて、まず思い浮かぶのは名曲

イカスミダ・タコスミダ

です。

放送されていたのは「なんでもQ 」という番組内。「なんでもQ」は何度かタイトルを変えて1995年4月〜2006年3月に放送。NHK Eテレ(旧教育テレビ)の子供向けプログラムで、自然や社会環境を題材に、生き物の特徴をクイズと歌で紹介して人気を博しました。

作詞:里乃塚玲央、作曲:つのごうじ、歌手:影山ヒロノブ

以下、参考YouTubeです。

こちらのDVDに収録されています。

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タコとイカはどちらも墨を吐きますが、その違いをまとめてみましょう。

タコスミとイカスミの違い。

◉目的

どちらも敵から身を守る目的で使用。漏斗から噴出する。

タコスミ:「煙幕」の役割。墨を吐いて身を隠し逃げる。

イカスミ:「おとり」の役割。吐き出すとしばし塊のままその場に漂うため、敵がその塊に気を取られている隙に逃げる。

◉色、形

タコスミ:墨黒色。墨袋は肝臓内に埋れた状態で、袋ごと破れずに取り出すのは難しい。

イカスミ:墨黒色。墨袋は独立した臓器で、採取しやすい。

◉味

タコスミ:水っぽい。食材に絡まりにくい。料理には不向きとされる。

イカスミ;濃厚。食材に絡まりやすい。料理に使用される。

(農林水産省Webサイト参照:https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0210/05.html)

ちなみに、深海に棲むタコは、もともと暗い海中で墨を吐いても効果がないため、墨袋そのものを持っていないそうです。