「たこきちのさんぽ」@新関健之助
タイトル:「たこきちのさんぽ」 作者:新関健之助(にいぜき けんのすけ) 出版社:聡明社 発売日:1947年(昭和22年) 公式Webサイト:国立国会図書館デジタルコレクション内 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1168934
ラベルで一部隠れていますが、「たこきちのさんぽ」表紙です。作者の新関健之助さんは、戦前戦後を通して活躍された人気漫画家。
著者紹介
新関健之助(にいぜき・けんのすけ)
1900年10月4日―1953年4月16日
明治33年、東京都浅草生まれ。漫画家。
浅草市役所職員、挿絵画家などを経て、昭和9年、ナカムラマンガライブラリー
『トッカン水兵』で漫画家としてデビュー(新関青花名義)。
以後、ナカムラマンガライブラリー、ナカムラ繪叢書等で活躍。
戦後は『小学三年生』等に幼年向け漫画を多く発表した。
代表作に、動物を擬人化した『かば大王さま』『トラノコトラチャン』
『象さん豆日記』等がある。
昭和28年4月16日死去。
著書『象さん豆日記』『ロケット・ルーン号の宇宙探険』『Z光線』
『空の中隊』『弓の矢太郎』『かば大王さま』『トラノコトラチャン』等。
(kindle 著者プロフィールより)
この漫画を見て、一つ気づいたことがありました。動物キャラクターの描き方が、あの漫画の神様手塚治虫さんの作風に似ているように思ったのです。調べてみると、やはり関係がありました。手塚治虫さんが新関さんのファンだったとの事。自伝の中で何度か自宅を訪れたと記載されています。少なからず影響を受けていたのではないでしょうか。
「たこきちのさんぽ」はkindle等の電子書籍で購入可能な他、上記の国立国会図書館デジタルコレクションにも収蔵されており、誰でも無料でダウンロード可能です。たこきちは男の子の設定ですが、着ているワンピースが実におシャレ。イカの女の子をはじめ登場する海の生き物たちが皆可愛い。ぜひダウンロードしてご覧下さい。