タコのチョークアート

タコグッズ、アート
発見日:2019年 3月上旬

発見場所:東京都北区文化芸術活動拠点ココキタ内、カフェ「ぱれっと」

東京都北区。北区の範囲はとても広いので、エリアによって様々な顔があります。

「センベロ」(千円でベロベロになるまで酔える=それほどリーズナブルでコストパフォーマンスの良い呑み屋が多い)の赤羽や庶民的な商店街の十条エリア。

飛鳥山に代表される自然を満喫できる場所も点在しています。

そして旧古川庭園がある駒込周辺、文豪たちが好んで住み「文士村」と言われた田端など、文化的な面も大切にする特徴も現代に受け継がれています。

北区は区民サービスの一環として、利用施設を数多く持ち、区民に優先的かつお手頃価格で提供することで、文化交流活動を積極的に応援してくれます。

今回訪れたこの施設も、そんな区民の文化交流活動の拠点となっています。

東京都北区文化芸術活動拠点「ココキタ」

この建物は大きな団地の中にあります。以前は近所の子供達が通う中学校。かなりの規模でしたが、近年の少子化により廃校に。

その後、区が施設内をリニューアルして、現在の文化芸術活動拠点として生まれ変わりました。

施設内は、昔教室だったスペースが、スタジオ、会議室、畳敷き等々の用途別になっており、あらゆる活動ができるようです。

この日活動していた方々も、高校生や大学生、主婦、高齢者と幅広い層の面々でした。

そして、施設1階にはカフェがあります。


カフェ「ぱれっと」入口

高齢者向けのお料理教室やランチ会などが企画されますが、施設利用者も格安ランチを利用できます。

そして!

ここで遭遇したのが

この巨大タコ!!

ほぼ正面から

巨大すぎて、カメラに全容が入りきりません。

向かって左側から
向かって右側から

大迫力のタコ、丁寧に重ね塗りされた海の世界は圧巻です。

黒板右隅に、製作者の名前がありました。

順天高校の美術部さんの作。

順天高校は北区にある共学の私立高校。その高校1、2年メンバーが描きました。

カフェ前に掲示されていたチョークアートの説明

今回のテーマは”うみ”

大きな黒板は元の黒板の色を生かしたかったため、陰を黒板の色で表現しました。カフェでの1つの楽しみになるようにたくさんの海の生き物を描いたので、是非、細かいところまでご覧ください!

<巨大黒板>のタコはピンク、その他は青で下描きをし、光の当たるところにチョークを重ね、チョークを筆で落として陰を表現しました。また、黒い部分はウェットティッシュで綺麗にふきとりました。

チョークアート説明文より抜粋

このチョークアートは、北区文化振興財団主催の「中高生がチョークのバトンを繋ぐリレープロジェクト〜企画との事。

順天高校の前は、王子総合高等学校のイラスト部が、この黒板を彩ったそうです。

とても素敵なプロジェクトですね。

期間ははっきり決まっていないようですが、しばらくこの巨大ダコを楽しめそうです。ご近所の方、近郊に行く機会のある方は、是非会いに行ってくださいね。