「ゾクゾク深海生物展2018」@サンシャイン水族館

タコ水族館、博物館
会期:2018年1月13 日(土)〜3月11日(日)
    開催時間は、水族館の営業時間に準ずる。

会場:東京 池袋 サンシャイン水族館。館内入り口特設水槽、館内1F「冷たい海」水槽、「生き物たちの不思議」水槽

内容:深海生物の展示、樹脂標本約20体の展示
    フォトスポットの設置
    カナロアカフェにて深海生物をモチーフとしたコラボ食品の販売
    特別トークショー
    ゾクゾクタッチ など

詳しくは、サンシャイン水族館公式HPでご確認ください。
 http://www.sunshinecity.co.jp/aquarium/index.html

冬は深海生物の宝庫!ということで、サンシャイン水族館では、今年も深海生物の企画展が開催されています。

深海とは?

深海に関する厳密な定義はありませんが、海洋生物学的には、植物プランクトンが光合成のできる限界とされている水深200mより深いところを深海としています。海の平均水深は約3,730mで、深海は海面面積の約80%を占めています。地球上での最深部は、マリアナ開講の水深約10,920mとされています。(館内キャプションより抜粋)

今回の「ゾクゾク深海生物2018」において、タコ関連の企画は3種類です。

1.タコ関連の生物展示

「ゾクゾク深海生物」に関する生物には上記のような表示があります。展示される生物は、水族館の飼育員が漁船に乗り込み、その日の底引き網漁から収穫された中から選ばれます。また深海生物は環境適応も難しく、収穫された生体の状況によっては展示不可能なため、事前にどの生物を展示できるか、明言するのは困難なのです。メンダコも会期当初は居ませんでした。

私は急遽メンダコの展示が開始されたという情報を得て、2月上旬に見に行きました。場所は、いつものメンダコ水槽。通常ミズダコが居る筒型水槽のお隣です。筒型水槽には、深海展示の際はカニが居ます。

メンダコ:Japanese pancake devilfish

生息推進は200m〜1,000m。浅瀬に棲むタコとは違い、8本の脚の間にスカート状の膜が足先近くまで広がっています。海底を離れて泳ぐときは耳をパタパタと動かしたり、脚を広げることで浮力を保っています。(館内キャプションより引用)

今回のメンダコは、全部で3体でした。上記2体は重なっています。

こちらは1体。

モノクロだとこんな感じ。フラッシュをたかなければ撮影は可能です。

3体とも大きな動きはなく、落ち着いている様子でした。

2.タコ関連の標本展示

今回の目玉にもなっている深海生物の樹脂標本展示。全部で20体ほどあり、その中にメンダコもありました。場所は、先ほどの筒型水槽の並び。大型ラグーン水槽の反対側になります。

ラベルを見ると「2014年2月26日、駿河湾沖水深450mから採取された個体」というのがわかります。

厚みのある平たいタイプの標本は沼津港深海水族館、新江ノ島水族館、葛西臨海水族園等で見たことがありますが、今回のタイプは初めて。こうすると、脚(=腕)8本がはっきり見えて、タコの形状がわかりやすいですね。

3.タコ関連のコラボ食品

水族館の屋上にある「カナロアカフェ」(KanaLoa cafe)では、深海生物をモチーフとした食品が販売されています。生物モチーフが人気の「お菓子な水族館」作製。お目当のメンダコケーキは2月10日からの販売です。発売前から問い合わせ殺到の人気商品なため、売り切れが予想されます。ご希望の方はお早めにどうぞ。

4.タコ関連以外のオススメ

もちろん、タコ以外の面白い生き物、楽しい企画がたくさんあります。本日、私の超個人的なオススメは以下の通り。

まず、マンボウ。サンシャイン水族館といったらマンボウです。都心の水族館としては珍しく、開園当初からマンボウを展示していました。現在は1Fにあるラグーン水槽の少し先、イカ類展示のお隣の水槽で、ゆったり泳いでいます。

こちらは、1Fから2Fに上がる階段。最近プロジェクションで、このような美しい海の画像が映し出されます。素敵な演出。

珍しい生き物もたくさん。こちらは「メキシコサンショウウオ」流通名は「ウーパールーパ」。この水族館の2Fには、大きな個体がゴロゴロいました。

そして屋上には、ループプールを泳ぐアシカのほか、モモイロペリカンも真下から見ることができます。

フォトジェニックなのはこちら。リニューアルされた屋上部分の目玉企画。ペンギン水槽です。誰でも下の画像のように空飛ぶペンギンを撮影することができます。ぜひトライしてみて下さいね。