葛西臨海水族園

タコ水族館、博物館

1.葛西臨海水族園について

葛西臨海水族園は、東京都が運営する水族館。公益財団法人 東京動物園協会(2018年1月現在、総裁は常陸宮正仁親王殿下。指定管理しているのは恩賜上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園)に所属しています。オープンは1989(平成元年)。上野動物園開園100年記念プロジェクトとして誕生しました。

2.葛西臨海水族園の特徴

まずその外観。地上約30mのガラスドームに覆われた建物の美しい佇まいは、周囲に遮るものがないため、空にぽっかりと浮かぶようにもみえます。そして内部では何と言っても世界初、外洋性の魚の群泳飼育を実現したクロマグロの大水槽でしょう。ペンギンの飼育施設も国内最大級で、約600種を超える世界中の生き物を飼育展示中です。

3.葛西臨海水族園ではどんなゾーン分けがされているのか

①「大洋の航海者」
アカシュモクザメ、マイワシの群れ

①「大洋の航海者」の外側「アクアシアター」
葛西臨海水族園の誇るドーナツ型水槽の内側。2200トンの水槽中を遊泳するクロマグロ。

②「世界の海」
太平洋、インド洋、大西洋、北極海、南極海、深海など世界中の異なる環境で採取された生物。

③「渚の生物」
タッチプールあり。

④「ペンギンの生態」
フンボルトペンギン、イワトビペンギン、フェアリーペンギン、オウサマペンギン。

⑤「海藻の林」
世界最大の海藻ジャイアントケルプなど。

⑥「東京の海」
小笠原、伊豆七島、東京湾の内外部から採取した生き物。

⑦「海鳥の生態」
エトピリカ、海ガラスなど。

⑧「水辺の自然」
水族館の建物とは別棟「淡水生物館」になります。沼、渓流などの環境を再現。

そのほか2階には「情報資料室」「レクチャールーム」があります。
資料館では標本や本、映像、各種データー等があり、係員に質問もできます。レクチャールームでは各種イベントが開催されます。事前申し込みが必要なものから、当日無料参加できるものまで幅広く開催。開催詳細、募集内容は葛西臨海水族園ウェブサイト、ツイッターに掲載されます。

4.葛西臨海水族園でタコを見るには

通常、葛西臨海水族園で見られる主なタコは、マダコです。

まず③「渚の生物」ゾーンにて。

 

黒い矢印部分。細長い廊下のような部分から奥に広がる水槽は、渚の水深の深い場所から浅瀬までの形状を再現しながら生物の展示飼育をしています。自然環境にできるだけ近づけているわけですね。

 

 

これだけの種類が生息しています。(全種類がいつでも生息しているわけではありません。)そして、我らがマダコには蛸壺が用意されています。

こんな感じで発見。蛸壺内と外側に一体づつ(黒矢印)。

 

 

そして、この「渚の生物」ゾーンをぐるりと歩いていくと「「しおだまり」がありますが、ここにいくつかの生物がいて、至近距離でマダコが観察できます。

 

 

 

次に⑥「東京の海」ゾーン。黒い矢印部分、東京湾の水槽です。

 

 

リニューアル前はマダコ専用水槽でしたが、2018年1月現在はイカが飼育展示されていました。状況に合わせてマダコの展示もされると思われます。

 

 

5.葛西臨海水族園で見つかるタコのビジュアル

水族館に行ってリアルなタコに会うのと同時に楽しみなのが、タコのビジュアルを発見すること。

まずは水族館の旗。

最寄の葛西臨海水族館前駅から水族館まで歩いて行く道の両脇に、旗がたくさん掲げられています。この中にタコもいます。

 

 

水族館の中では「東京の海」のゾーン入り口に、こんなパネルが新設されました。タコになって記念撮影できるのです。

 

そして「海鳥の生態」からレストランに向かう通路の天井部分。

 

 

6.葛西臨海水族園へのアクセス

主な交通手段はJR京葉線利用。京葉線「葛西臨海公園駅」下車徒歩5分。その他バス等の交通機関利用は以下を参照して下さい。

http://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/directions.html

そして「葛西臨海公園駅」利用の際だけこんなビジュアルに出会えます。駅構内の壁や階段などに様々な海の生物たちのイラストが描かれていて、こんなタコ絵たちも見ることができるのです。合わせてお楽しみ下さい。