タコ和菓紙三昧@永田哲也

タコグッズ、アート

東京は銀座で何かと話題の商業施設「銀座SIX(シックス)」。銀座六丁目にあるからシックスなのですね。ここににふらりと立ち寄った際、6Fにある蔦屋書店の一角で、素敵なタコと出会いました。

銀座SIX(シックス)とは

2017年4月20日、銀座松坂屋跡にオープンした商業施設。テナント数は241ブランド。銀座エリア最大級とされています。241のうち121店舗の世界的ブランドは、ここが旗艦店として位置付けられているそうです。館内はスクエア型に構成され、その中央の巨大吹き抜けに飾られているのが、このオブジェ。魂のアーティスト草間弥生さんのものです。世界中の旅行者の方々も、まずこれは撮らなきゃ♪という感じで、各階に設けられたフォトストップで撮影しています。

 

 

その銀座シックスの6F、「蔦屋書店」の一角に、美術書など貴重本に混ざってアーティスト関連の商品を展示販売しているコーナーがありました。

そこで見つけたのが、この「和菓紙三昧」というシリーズ。

「和菓紙三昧」とは

「和菓子」ではなく「和菓紙」。和菓子のような作品を和紙で作る。この一見お菓子のような、食べられそうな形状に秘密があるのです。(店内撮影許可いただきました)

 

 

和紙で形作られているのは、鯛や錦鯉。鶴、亀、松など、日本で伝統的に祝福される際に用いられるモチーフです。

 

 

これらを見て思い浮かべたのが、おめでたい席で良く見かけられた砂糖のお菓子。鯛や鶴の形をした、あの和菓子です。

それもそのはず、これらの作品は、和菓子を作り出す木型にはめられて作られているのです。

 

 

 

縁起の良い動植物をモチーフに、日本各地で作られてきた和菓子の木型。江戸時代〜平成へと受け継がれる繊細な職人技が光る木型を全国から集め、それで和紙を型取って作品にしているのです。

そこには、永田さんのアーティストとしてのコンセプトがあります。

店内のキャプションによると

物事の現実的な表皮を和紙により採集し、そこに内包された記憶・イメージを視覚化、触覚化に表現することをコンセプトとして、三次元の立体もしくはエンボス作品を作る現代美術。最近は「日本の記憶」をテーマに、「和菓紙三昧」シリーズを手掛けている。

つまりは、木型で作られた華やかな和菓子のイメージ、記憶を和紙で型取った作品に変換することで、和菓子時代の記憶も内包しつつ現代に生まれ変わる。。。という感じなのでしょうね。

「和菓紙三昧」シリーズにはたくさんの作品がありますが、その一つ「ビヨンビヨン」にタコを発見!購入しました。

 

 

これは落雁の型だったそうです。こんなタコの和菓子、お目にかかりたいなあ🐙

 

 

「ビヨンビヨン」という名前の通り、ゆらゆら揺れます。その揺れ具合がなんともユーモラスで癒されます。

 

永田哲也さんの作品を購入するには

銀座蔦屋書店では、2017年9月23日〜10月5日まで作品展を開催していました。店舗での展示は終了しましたが、蔦屋オンラインショッピングで購入できるそうです。
お問い合わせは、T−SITE SHOPPINGまで。トップ画面から「永田哲也」さんを検索すると、購入できるページにいけます。ご興味ある方、ご覧くださいな。