葛西臨海水族園30周年記念

イベント, タコ水族館、博物館
「Feel Sea Life ありがとう 海のいのち まもり伝えて30年」

会期:2019年4月~2020年3月

会場:葛西臨海水族園内

内容:
1、各月テーマと代表生物の設定
2、30周年記念イベント(毎月実地)①水族館お仕事体験 ➁スペシャルガイドツアー
3、30周年記念グッズの販売

詳細は、葛西臨海水族園公式Webサイトをご確認下さい。https://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/eventlist/

美しいガラスのドーム型屋根が目印、東京都江戸川区葛西にある葛西臨海水族園。今年で開園30周年を迎えました。

30周年記念となる2019年4月から2020年3月にかけて様々な催しが企画されています。

各月にテーマと代表生物が設定されており、9月は「東京湾」がテーマで、代表生物は「マダコ」。そのスペシャルガイドツアーに参加して来ました。

ガイドツアーの参加方法

1、まず、いつ開催しているのかを葛西臨海水族園の公式ツイッターで確認。

2、開催当日は、指定された集合時間、場所に集まり申し込み。参加人数には定員があり、希望者多数の場合は抽選となります。

2、参加者は、スペシャルバッチをもらえます。それをつけて出発。

3、内容は、水族園のスタッフの解説を聞きながら、該当水槽を見学します。他のお客さんも居るので、混雑時ははぐれないように注意。

4、所用時間は約30〜45分。状況によりバックヤード見学もあり。

9月のスペシャルガイドツアーの内容

テーマは月によっても、その日の回数によっても内容が変わるようです。今回は9月のテーマ「東京湾」に沿ってのガイドツアーでした。

まず参加者には、このようなバッチが配布されます。

毎月テーマに沿った生き物のバッチが参加証としてもらえます。9月はマダコ。このバッチをつけて、ツアー出発!

スタッフに連れられ、「東京の海」ゾーンへ。

「東京湾」は「東京の海」の中のひとつです。

他に「小笠原の海」「伊豆七島の海」と合わせて「東京の海」カテゴリーとなっています。

「小笠原の海」

「伊豆七島の海」



「東京湾」

「東京湾」の範囲は意外に広く、千葉県南房総の先端と神奈川県の三浦半島の先端を直線で結んだその内側が、全て「東京湾」の範囲とのこと。水深も浅瀬から深海までと幅広い領域を備えているため、生息している生物は約640種類ほどだそうです。そんな豊かな漁場でもある「東京湾」の代表生物のひとつがマダコ

東京湾では古くから生息し、江戸時代の浮世絵などにもよく登場するマダコ。江戸前の寿司ネタとしても大人気です。今年は何年かぶりに、東京湾にマダコが大量発生して話題になりました。

葛西臨海水族園では、この「東京湾」コーナーと、外部にある「しおだまりの海」コーナーでマダコを観察できます。

ツアーの際は、どちらのマダコも身を潜めていましたが、特別にバックヤードで飼育しているマダコを見学。中くらいの大きさのタコで吸盤に吸い付いてもらいコミュニケーションを図って来ました。参加者の小学生たちも大はしゃぎしていましたね。

毎月テーマと内容が変わるスペシャルツアーは。2020年3月まで予定されています。参加すると各月ごとに違った生き物のバッチがもらえます。ご興味ある方は水族館の公式 ツイッターをチェックして下さいな。

購入したタコグッズ

30周年記念グッズも沢山販売されています。マグロ関係などがありましたが、残念ながらタコに関しては特になし。しかしながら、このような魅力的なグッズを発見!購入しました。

左:メンダコマスキングテープ    右:深海生物定規

深海生物定規は、生息する海域と生物が合わせて表示されているところが良いですね。そしてマスキングテープは、メンダコの浮遊する様子がパラパラマンガのように表現されている楽しいデザインです。

メンダコマスキングテープ中身



30周年いろいろ

葛西臨海水族園の開園は1989年。かのバブル時代です。世の中がわけもわからず浮かれていた宴の時代でした。あれから30年、水族館の出来事や取り組みがパネルで展示されています。

また、特別展示として「海のゆりかご」というコーナーがありました。

海の生命を育み、繋いでいく環境に関する知識を深めることができます。

研究機関として、環境啓蒙機関として挑戦を続ける葛西臨海水族園を引き続き応援していきたいと思います。