「こまった時のタコだのみ」①(概略編)@鳥羽 海の博物館
特別展「こまった時のタコだのみ」〜まちを元気に。タコに願いを〜
会期:2018年 7月14日(土)〜11月25日(日)9:00~17:00 (会期中の閉館日なし) 会場:三重県 鳥羽市立 海の博物館 特別展示室 料金:(個人の場合)大人800円、大学生以下400円 (特別展の入場料込み) 詳細は、以下公式HPにてご確認下さい。 http://www.umihaku.com/index.html
1.「こまった時のタコだのみ」とは
三重県の鳥羽市立「海の博物館」開催の特別展。鳥羽市周辺は、実は昔からタコ漁が盛んな場所。また海女文化との関係も深い場所です。今回は民俗学的視点でタコと人間、地域との関わりを捉えた展示となっています。鳥羽周辺だけでなく、全国各地の事象を紹介した内容です。
西洋では”悪魔のサカナ”として嫌われることも多いタコ。日本においては古くから食されてきた、食卓でもなじみの深い生きものです。
食べてうれしいだけでなく、全国的にタコ薬師やタコ神、タコ地蔵などが存在し、タコを信仰し、願掛けをする風習が、現在も根強く残っています。ミステリアスな海の生きものタコの特別展です。(会場のキャプションより)
2. 海の博物館とは
まず目を引くのがその外観。建築家、内藤廣氏設計の建物は、日本建築学会賞や公共建築百選にも選出されています。
所蔵品は約6万点。海女、漁、木造船など海に関わる民俗資料です。内約7000点は国指定重要有形民族文化財。日本各地から集められた90
曹の木造船も展示されています。
アクセスは以下の通り。(私は鳥羽駅からバスを利用しました)
電車利用:JR・近鉄鳥羽駅下車 鳥羽バスセンターから「かもめバス」利用で約37分。「海の博物館」前下車すぐ。
車利用:伊勢ICから伊勢二見鳥羽ライン経由で約35分。
参考までに。私の場合
東京駅⇨(東海道新幹線)名古屋駅⇨(近鉄特急)鳥羽駅⇨(かもめバス)海の博物館
という行き方をしました。
博物館のすぐ目の前にバス停があるので便利です。しかし本数が少ないため、博物館からの帰りは、時刻表を確認してから展示を見学することをお勧めします。
バスに乗り遅れた場合、受付でタクシーを呼んでもらうことも可能です。(ただし遠距離なため高額になります)
3.「こまった時のタコだのみ」展示内容(概略)
今回の展示は、とにかくボリューム満点のタコだらけ!そのため内容に関する記事は、何回かに分けてお届けします。
また記事内容にはネタバレが含まれますので、詳細を知らずに展示をご覧になりたい方はご注意ください。
まずは概略編です。
東京駅〜名古屋経由〜鳥羽駅到着。その後、駅前のバスターミナルから乗ったかもめバスに揺られて約37分。
「海の博物館前」で下車すると、目の前に特徴的な建造物が現れます。
館内マップは以下の通り。
まずは➀のA館。出入り口に受付があります。ここで入場料を支払います。
A館に入ってすぐ正面に、今回の特別展示に合わせて設置されているのがこちら。
南三陸の「オクトパスくん」神社。まずはこちらでご挨拶。
そして、受付と反対側にはミュージアムショップがあります。
ここは館内に入場しなくても利用できます。
ちなみに、203gowさんの大人気「編みダコブローチ」は売り切れでした。
A館の展示を見ながら建物を通り抜け、外に出て階段を登り、④の特別展示室に行きます。(矢印の建物)
一つ一つの展示室の作りも内容も素晴らしいし、周辺の自然環境も含め、とても気持ちの良い空間です。
そして。いよいよ特別展示室。
展示内容は概ね次の通り。
「タコと地域活性化」「タコと食」「タコと信仰」「タコと海女」「タコと漁」「タコに関するエトセトラ」
「タコと地域活性化」ゾーン
「タコと食」〜「タコと信仰」ゾーン
「タコと海女」ゾーン
「タコと漁」ゾーン
「エトセトラ」に関しては、標本、焼き物、絵本など。
編み師203gowさん作の編みダコも宙に泳いでいます。
私自身「tacotaco8」を運営していて思うことは、タコって本当に様々な事柄に関わり合っているし、奥が深いのです。今回この展示の際もまとめるのに苦労されたかとお察しします。
各ゾーンの詳細は、まだまだ続きます。
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