雌蛸@菊池言美

タコグッズ、アート

東京都台東区の上野公園を散策中に、素敵なタコの彫刻を発見しました。

発見日:2018年7月中旬



発見場所:東京都 台東区 上野公園内「芸術の散歩道」



タイトル:「雌蛸」

製作者:菊池 言美

上野公園から東京芸術大学に続く道は「芸術の散歩道」として、主に東京芸術大学、大学院の卒業生の彫刻作品が、不定期に展示されています。イベントなどと連動している場合もありますが、それ以外でも趣向を凝らした、意表をついた展示物が楽しませてくれます。

今回、この道で発見したのが、こちらの彫刻。

タイトルは「雌蛸」

作者は菊池言美さん。

遊歩道側から見ると、何やら塊です。

海系のモノを想像させますが、ピンクのグラデーションは石灰化した珊瑚のように見えます。

抽象的な表現なのでしょうか?

そう思って、反対側に回り込んで見ると、なるほど!

タコです。雌蛸。穏やかな顔立ち。母の顔です。

蛸壺に乗っているtacotaco、雌蛸さまにご挨拶いたしました。

タコがなぜ雌なのかは、きっと卵を抱いているからなのでしょうね。海藤花の部分も美しいです。

温暖化等 生息環境の激変により、子供たちを抱いたまま化石化した雌蛸。。。

美しさの中に、そんな重いテーマも内包しているようにも見えました。

ステキな彫刻をありがとうございました。

そうそう。東京藝術大学で記憶に新しいのが、2015年の藝祭で披露されて大人気を博したこの大蛸神輿。是非また、いろいろなタコ作品を製作して頂きたいと思います。