珊瑚の上のタコ@徳之島
発見日:2018年5月中旬 発見場所:鹿児島県徳之島子宝空港 用途:オブジェ 材質:漂着物、陶器 サイズ:珊瑚 縦幅 約6㎝、横幅 約10㎝。タコ 縦横幅 約2㎝。
鹿児島県にはたくさんの離島があります。
その中の一つ、徳之島に出かけた際、空港のお土産ショップで見つけました。
鹿児島空港から飛行機で約1時間。
徳之島子宝空港です。
使用されているのはプロペラ機。
空港の到着ロビーにあるこのレストラン。一般的な人気メニューのほか、1日限定20食の鶏飯や地元特産フルーツのジュースなど、旅行者にも嬉しい美味しいメニューがたくさんあります。
搭乗手続きを終えて出発ロビーに移動。その一角に地元の産物や工芸品を扱った小さなショップがあります。
地元の作家が製作したオブジェの中で、このタコを発見しました。
海岸に漂着した珊瑚のカケラの上に乗るタコたち。
小さな世界の中にゆっくりとした時間の流れ、自然の豊かさが伝わってきます。
タコのこの表情も、この島だからこそのまったり感に溢れています。
この品を購入した際、ラッピングに使用されたシールには「OBORADAREN ありがとう」と書いてありました。
徳之島には独特の方言があり「オボラダレン」とは「ありがとう」の意味なのだそうです。
ちなみに「こんにちは」は「キュウガメーラ」、「ごめんなさい」は「シメラ」。
徳之島の方言は奄美諸島で話される琉球語の一つで、北琉球方言に属する「徳之島語」として分類されているようです。
所属は鹿児島県になっているけれど、九州でもなく沖縄でもない。
奄美地方と一括りにできるものではない。
徳之島の独自性が、そのことばからも、珊瑚に乗ったタコからも感じることができました。