深海だるま@白河だるま「Hanjiro」

タコグッズ、アート

深海だるまとは。

深海だるまは、白河だるまオリジナルブランド「Hanjiro」と、国立科学博物館2017年夏「深海展」のコラボレーションだるまです。種類は6種。

看板にあったのは、この方々。メンダコ、ブロブフィッシュ、チョウチンアンコウ、メガマウス、デメニギス、ダイオウグソクムシ。

私は、この中で、もちろんメンダコを購入。

それがこちら。正面。

両サイド。

横から見ると、だるまの形状がはっきり分かります。

耳の部分が可愛らしい。

後ろから。

上から。

裏から。

メンダコの脚(腕)の形状をうまくデフォルメして、愛らしさを残しながら幾何学模様のように表現しています。

サイズは約4㎝×4㎝。底に錘が入っていて、起き上がり小法師仕様のミニだるまとなっています。

白河だるまとは。

この深海だるまを製作したのは、白河だるま製造の老舗ですが、そもそも白河だるまとは、福島県白河市の伝統工芸品。

約300年の歴史があり、松平定信(楽翁公)の時代に、画匠 谷文晁(たに ぶんちょう)の考案によるものとされています。

全体的に福々しい形状で、眉は鶴、髭は亀、あごひげは松、びんひげは梅、顔の下には竹を模様化した「鶴亀松竹梅」を取り入れた縁起の良いだるま。「祈願だるま」としても有名で、目なしだるまに願いが叶うと目玉を入れるならわしも知られています。

現在、この白河だるまを製造販売しているのは、「佐川だるま製造所」「渡辺だるま店」です。

佐川だるま製造所

渡辺だるま店

だるまの絵付け体験やオーダーだるまも受け付けています。

「Hanjiro」とは

そんな伝統ある白河だるまですが、伝統を守るだけではなく、現代のライフスタイルと融合することにより、伝統の良さを伝え続けたいという想いで誕生したブランドが「Hanjiro」。今回の深海だるまの生みの親です。

実は「Hanjiro」は前述した「渡辺だるま店」が立ち上げたブランドなのです。

「Hanjiro」の名は、創業者 渡辺金七の屋号「瓦屋半次郎」にあやかってつけられたそうです。創業からの想いを引き継ぎつつ、現代のニーズにマッチした伝統工芸品を生み出していくために、「Hanjiro」では多種多様な企業やイベントとコラボレーションして、ニュー白河だるまを広めているのですね。

今回のメンダコだるまは2017 年夏、国立科学博物館の「深海展」売店にて購入しました。イベント限定販売でしたが、国立科学博物館の売店やHanjiroウェブサイトでも購入できるかもしれません。ご希望の方はお問い合わせください。