斬新!タコ扇風機@鈴木動物園前
🐙タコ扇風機
サイズ:W 約17㎝、D 約20㎝(持ち手含む)H 約15㎝
使い方:手動。ピンクの持ち手にあるレバーを押す。
使用動画はこちら。
なんとも脱力系なこの扇風機。
タコと扇風機を合体させるという、斬新な発想をカタチにしてしまった点が高く評価できます。実用面では、動力が弱いため涼しい風は期待できませんが、暑すぎたりじめついたりの不快さを笑い飛ばすには最適!
もちろん造形的にも素敵なのです。
扇風機に合体されたタコ本体は、紙粘土に彩色されてできています。
正面〜横〜後ろから見たところ。
思慮深い表情や、脚(腕)のフォルムも良い感じ♪ エラもあります。
扇風機面から見たところ。
作者は「鈴木動物園前」さん。
主に粘土で生き物を制作されています。生き物と一口に言っても、鈴木さんの生み出す生き物は、生き物を超越した生命体。時に実用性が加わっても決して道具にならない。実用品としての機能を飲み込んで増大する生命体のように見えるのです。そこにとても魅力を感じます。
こちらは同じ展覧会で見た、鈴木動物園前作の生き物たち。
ハシビロコウのライト。いつも閉じているはずの口をガバッと広げて、しかも体の割に明かりが小さくてウケました。脚も色っぽい♪
それにしても、この大きさを紙粘土で作るパワー恐るべし!
デメニギスの小物入れ? しかもなぜ、突然のデメニギス。
シャーク鏡 、蝉のテルミン。
いやはや。楽しすぎます。この先この方がどんな手法で生き物を表現していくのか ワクワクします。
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さて、このタコ扇風機などを発見したのは以下の企画展でした。
「生きとし生ける生きもの展」
会期:2017年7月1日〜9日 12:00〜19:00
会場:Gallery bobbin
参加作家:
家鴨窯、奥 勝寛、鹿子木 美、笹木芳夫、すぎはら ゆり、鈴木動物園前、ポメラニ社、七七日 ななを、なみ もり、宮嶋 結香
この企画展は3回目にして最後だったそうですが、個性的で楽しい生き物たちがたくさん居ました。
残念ながら売約済みだったメンダコ🐙
個人的にツボった心臓!!ちなみに、カナダのバンクーバーにある科学博物館で販売している内臓ぬいぐるみ、一番人気は心臓だそうです。
また皆さんの生み出した生き物たちに会えるのを楽しみにしています。[:]