海の王様 タコTシャツ@鹿子木 美

タコグッズ、アート

鹿子木 美 個展「LUSSO ROSSO」

M ima Kanokogi Exhibition  [LUSSO ROSSO]

🐙会期
2017年 4月2日(日)〜4月15日(土)
11:30〜23:00

🐙会場
LUSSO CAFE HARAJYUKU

https://www.facebook.com/lusso.harajuku

作家による会場のキャプションより
「LUSSOは英語のラグジュアリーと同意語で、イタリア語で贅沢という意味の言葉です。
贅沢というと日本では過剰なものというとらえ方をされますが、LUSSOは本来、きちんとした、品質が良いという意味で使われます。
今回は、LUSSO CAFE HARAJYUKUの店舗をイメージした赤色をふんだんに使い、日常の中に輝く素敵な赤色を、25㎝角のフレームの中にぎゅっと描きました。
LUSSO なひと時に加えていただけると嬉しいです。」

会場のLUSSO CAFE HARAJYUKU。

佇まいもですが、扉の赤が素敵です。

店内には、センスの良いお洒落な絵が並んでいました。

「赤」がメインでありながら、暑すぎず派手すぎず軽すぎず重すぎず。

絶妙な色使いとタッチに心惹かれます。

25㎝角のオリジナルフレームに収められた中に描かれているモチーフは様々。

コンバースのスニーカーに始まり、レンガの家、少女、木。。。

このままポストカードとしても商品化できるような素敵な絵ですが、それぞれにストーリーがあります。

定番。永遠。種。輝き。生命の根源。アフリカ。沖縄。音楽。受け継がれていく伝統。動植物。。。

ここに集合した16枚の絵は、皆 それぞれの世界の代表選手でもあり、一見 なんの拘りがないように見えて、実は根底でつながっている。。

そんなお話を伺いながら想いを馳せました。

ひとつひとつに。

それぞれのつながりに。

深く、でも さりげなく。

絵の持つストーリーが「とびきり素敵な赤」に現れています。

そして今回、タコは海洋生物の代表選手として選ばれたとのこと。

なのでタイトルが「海の王様」

腕に帆船を持っているところがクラーケンのイメージですが、鹿子木さんが描くのは海外の船ではありません。

この船は 日本で活躍した北前船(きたまえぶね)だそうです。

江戸時代から明治時代にかけて活躍した買積み帆船。
日本海や北海道の港から瀬戸内海を通って江戸や大坂へ、物流の大動脈を担っていたそうです。
北陸、奥羽、松前の米や海産物を買い入れて下関〜瀬戸内海経由で江戸や大坂に行き、積荷を売りさばいて酒、塩、雑貨を仕入れ、それを北国で売却する。。。荷物を運ぶ運賃が利益ではなく、船主が独自に積荷を買い集めて寄港地で売りさばく、いわば商社のような手法で利益を上げる特徴がありました。

そして、この北前船は今年2017年1月、かつて この船が活躍した山形県酒田市など11市町が連携して、日本遺産認定を申請。
北前船のブランド化、全国・世界への発信を行っていく動きになっているようです。

まさしく、海洋生物の王様と、受け継がれていく伝統のコラボレーションですな。

この絵が描かれたタコTシャツ。完売状態の大人気でしたね♪

1枚づつ 手作業でペイントされているため、同じものはありません。

耐久性を考慮して、型紙やリキテックスの置き方にも工夫がされています。

着るのが楽しみ♪

赤バージョン。

黒バージョン。

そして、鹿子木さんから嬉しい おまけのプレゼント!

メンダコ入りの清見オレンジ。

こちらこそ、ありがとうございました。

またタコ作品も楽しみにしております🐙♪

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