オクトパス君「ゆめ多幸鎮」@岩手県南三陸町
岩手県南三陸町。ここは以前から「西の明石、東の志津川」と言われるように、”志津川ダコ”で有名です。
2009年、南三陸町観光協会は、この地元名産のタコをモチーフとしたキャラクターグッズを作り、地域おこしを目指しました。
これが「オクトパス君」の始まりです。
タコの英語表記「octopus」と「置くと(試験に)パス(合格)する」をかけた、合格祈願の縁起物としてグッズの制作&販売を開始。
最初は試験的に販売していたグッズの人気も上々で、工房を拡張した矢先の2011年。
東日本大震災で、南三陸町は、町の大半で壊滅的な被害を受けました。
「オクトパス君」グッズを作っていた工房も観光協会事務所も売店も流されましたが、絶望的な状況の中から人々が、町が立ち直るきっかけになればという思いから、有志が「南三陸復興ダコの会」を結成。当時ボランティアとして現地入りしていた大正大学の学生等と共に、オクトパス君の「ゆめ多幸鎮」を制作&販売。
南三陸町の、ひいては東北の復興の象徴として全国的に認知されることになります。
これが、その「ゆめ多幸鎮」。文鎮です。
H 約5㎝、W約5㎝、D 約5㎝、重さ600g
鋳鉄製。
見た目よりもずしっと重みがあります。
私は 2011年5月に発売当初、復興支援として購入しました。
(イベント、コラボ、限定商品としては、別途様々なバージョンが制作&販売されています)
「合格祈願」と「東北復興」
どちらも大切な、切実な願いですよね。
こちらは、赤バージョン。基本型。
ひとつひとつ、手作業で色づけされています。
こちらは黄金バージョン。
京都の職人による本金箔押し。
平安時代、奥州平泉文化を支えた南三陸地区の金に思いを馳せながら制作されました。
この「オクトパス君」をモチーフとした商品は、現在「ゆめ多幸鎮」だけでなく、数多く展開されています。
http://ms-octopus.xb.shopserve.jp/
また、外部イベントにも積極的に参加。
こちらは、2016年8月、明石で行われた「たこりんピック」
鳥居と一緒に参加していました。
こちらは水族館。2016年12月27日〜2017年1月22日まで、仙台うみの杜水族館にて「オクトパス君」コラボコーナーが出現!
【仙台うみの杜水族館】昨日27日からの登場は南三陸の名産のタコもモチーフとしたその名も「オクトパス君」とのコラボコーナー!”置くと”(試験に合格)”パス”!すると言われると合格祈願の縁起物として受験生の皆様に大人気です。頑張れ受験生!#s_uminomori pic.twitter.com/UFtNUWoyDZ
— 仙台うみの杜水族館公式 (@sendaiuminomori) December 28, 2016
仙台うみの杜水族館 公式HP
http://www.uminomori.jp/umino/
また「オクトパス君」には、ゆかりの神社があります。
「オクトパス君」を祀ってある入谷八幡神社です。
(南三陸町観光協会無料配布パンフレットの写真を掲載させて頂きます)
約400年の歴史を持つ由緒正しい神社。
2011年11月に「オクトパス君」ブリンズ像が、大正大学寄贈により奉納されました。
この神社には、多くの受験生が合格祈願に訪れるそうです。
受験生、先生、ご家族、周囲の皆様を心から応援していますよ🐙🐙🐙