『決定版 日本のイカタコ』
題名:『決定版 日本のイカタコ』
作者:土屋光太郎(著)
阿部秀樹(写真)
発売日:2025年9月
製作販売:平凡社

今年2025年は、本当にイカタコ本の豊作で驚くほど次々に発刊されます。今年発刊という事は企画段階に遡ると数年単位のプロジェクト。なるほど解説には“10年に及ぶコラボ作“とあります。阿部氏の写真は30年以上の蓄積の集大成とか。そう、これは土谷氏阿部氏のコンビで2002年に発売された「イカ・タコハンドブック」の上位互換に位置付けられていますね。

この本はリアル写真満載のイカタコ図鑑です。“決定版”とあるように今まで発刊されたものと比較しても掲載種や解説の多さが際立っています。しかも日本近海の種をクローズアップ!携帯できるサイズなので、家や図書館でどっしりゆっくりというより持ち歩いて気軽に調べられます。お値段もそれなりにしますが、イカタコ界隈としてはやはり手に入れたい逸品。
日本周辺のイカ類約80種、タコ類約50種を最新の知見と美しい生態写真で紹介。気鋭の学者と写真家による10年に及ぶコラボ作。多彩で豊富なトピックスも読みごたえあり。
土屋光太郎(ツチヤコウタロウ)
1962年、東京都生まれ。1993年、東京水産大学水産学研究科博士後期課程修了。現在は東京海洋大学海洋環境科学部門准教授。博士(水産学)。専門は頭足類の系統分類、生態、生物地理阿部秀樹(アベヒデキ)
1957年、神奈川県生まれ。立正大学文学部地理学科卒業。海洋写真家。阿部秀樹写真事務所代表。日本国内の海に目を向け、知床半島から沖縄まで幅広く活動している。主な撮影テーマは水中生物の繁殖行動、浮遊系生物。国内外の研究者と連携して頭足類の撮影を行う

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