「タコとだいこん」(講談社の創作絵本)@伊佐久美

タコグッズ、アート
タイトル:「タコとだいこん」

作者:伊佐久美

発売日:2022年8月10日

発売元:講談社

形態:絵本32ページ

以前から気になっていたタコ絵本を購入しました。

内容紹介:

ある日、タコはおもいました。「だいこん たべたい」。そこで、タコはだいこんをとりにいくことにしました。だれにもみつからないように、くらくなってから、そおっとそおっと。

だいこんをもとめて、はるばる海からやってきたタコは、だいこんを手に入れることができるでしょうか。選考委員も大絶賛した、あじわい深い1冊です。

第42回(2021年)講談社絵本新人賞受賞作

(「BOOK」データベースより)

著者:伊佐久美

1970年生まれ、東京都在住。東京造形大学デザイン学科卒業。製版会社、デザイン事務所勤務を経て、2002年よりぬいぐるみ、雑貨等の制作・販売をするネットショップの運営をしている。2021年、第42回講談社絵本新人賞を受賞。はじめての作品となる『タコとだいこん』を刊行。

(「BOOK」データベースより)

タコとだいこん (講談社の創作絵本)

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タコとだいこん (講談社の創作絵本) [ 伊佐 久美 ]

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感想(0件)

日本のいくつかの地方に、畑の芋や大根を盗みに忍び込むタコの昔話があります。それは実際のタコの場合もあるし、泥棒をタコに喩えた場合もあります。

このお話ではどうでしょう。タコがなぜ大根を欲しくなったのか、そんな小理屈は必要ありません。欲しい大根を手に入れるという目的を果たすために、このタコはただ突き進むのです。そこにあるのは純粋な気持ちであり、目的達成のための強い意志と行動力。

タコ好きで知られたナンセンス絵本の名手、長新太さんに通じるエッセンスと、ほのぼの絵柄が相まって、独自の世界観が感じられます。文章にも絵にも余分な説明を省いた清々しさが魅力の逸品。