牟田陽日展「絵の器」
タイトル:牟田陽日展「絵の器」 作家:牟田陽日 公式Webサイト:https://www.yocamuta.com/ 会期:2022年3月2日(水)〜3月7日(月) 10時〜19時(最終日は17時) 会場:日本橋三越本店6階美術特選画廊 電話03-3241-3311(大代表) 公式Webサイト:https://www.mistore.jp/store/nihombashi/shops/art/art/shopnews_list/shopnews0292.html
日本橋三越本店にて開催される牟田陽日さんの個展は4回目。回を追うごとに評判も人気も高まり、作品入手はなかなか厳しい状況。今回も残念ながら抽選に漏れた私は、欲しかったタコの器を中心にじっくり鑑賞して来ました。今回タコモノは5作品です。(作品撮影、掲載許可済み。ありがとうございます)
◉金墨絡み蛸志野碗
サイズ:13×13×高さ11.5㎝
今回牟田さんは、志野焼&九谷の染付が融合した作品作りに挑戦されました。素朴で自然な味わいの志野焼と緻密で繊細な九谷の染付は全く違う魅力がありますが、互いの魅力を壊さず逆に相乗効果となって素敵な作品が誕生しました。かなり試行錯誤されたのではと思います。
◉染付透明蛸図平茶碗
サイズ:18×18.5×高さ6.8㎝
タコの透明感を描くのはかなり難しいと思われます。透明感を出しつつ、生命体のパーツを細かく描き分けています。傘膜の描写も秀逸。ひたすら美しい。
◉墨蛸志野盃
サイズ:14×14×高さ5㎝
志野焼の地色が海の砂地のようにも見えます。盃に日本酒を入れると、すぐそこの海に漂うタコのように見えるのではないでしょうか。
◉水蛸海中図盃
サイズ:10.4×10.1×高さ4.5㎝
波に揺れるミズダコ。悠々と佇む雄々しさを感じます。


◉赤絵花詰金蛸図盃
サイズ:11×10.5×高さ4.5㎝
牟田作品のタコは主に海の模様の中に描かれていたので、この組み合わせは新鮮。艶やかな花に囲まれた黄金のタコ。さながら黄金の仏像のような神々しささえ感じます。
◉そのほか気になった作品
今回は志野焼との融合のほか、器から溢れさせた絵付に驚きました。今まで器の中にいかに世界観を集約させるかといった狂気的な描き込みに魅せられてきましたが、いかにある種完成したその世界に外の風を入れていくのか、そんな冒険心のようなものを個人的に感じました。



















