ご多幸起き上がり人形@コシェルドウ
商品名:起き上がり人形 製作販売:coshell deux(コシェルドウ) サイズ:約4.8㎝×約4.8㎝×約7.5㎝ 素材:和紙 購入可能Webサイト ◉加藤五郎商店:https://katogoroshoten.shop-pro.jp/?mode=grp&gid=1925605&sort=n ◉へんてこ屋:https://hentekoya.stores.jp/items/5f75b27a3ae0f436ecdf6d49 ◉東北スタンダードマーケット:https://tohokumarket.theshop.jp/search?q=%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%A5 など。(2021年9月現在。各ショップの在庫内容、 状況は随時変化します。詳細は各ショップにお問い合わせ下さい)
2022年3月下旬に建替工事のため一時閉店する三省堂書店本店。神保町のランドマーク的存在の建物ですが、その1階にこだわりの雑貨を取り扱うショップ「神保町いちのいち」https://ichinoichi.books-sanseido.jp/があります。そこで、タコモチーフの超魅力的な張り子を発見しました。製作しているのは「コシェルドウ」さん。現在は岩手県在住のユニットです。
coshell doux(コシェルドウ)とは
【coshell doux PROFILE】
澤藤詩子氏と小笠原禎氏によるデザイナーユニット。1996年にブランドを立ち上げ、1999年東京下北沢にアトリエ兼直営店を開店。
日本独特の前掛けをリメイクしたバッグなどの製作活動の後、岩手県に移転。
澤藤氏の実家である”さわはん工房”で「六原張り子」の技術を学び、2011年より浄法寺漆や成島和紙を使った商品開発を開始。張り子独特の自由なカタチ、紙の軽さ、漆の耐水性や丈夫さを研究し、これまでにない自由な発想のバッグやアクセサリーを製作しています。
(いわてスターブランドhttps://iwate-starbrand.com/ より)
六張張り子とは
「六張張り子」とは、岩手県奥州市胆沢群に伝わる伝統民芸品。”北限の和紙”とも言われる岩手県花巻市東和町の成島和紙を使用し、型の裏に紙を貼って顔料を塗らずに仕上げる裏張り技法で製作されます。その独自の手法により、味のある手漉き和紙の風合いと繊細な凹凸が生まれるのだそう。
そして、六張張り子の起き上がり人形は、さわはん工房二代目・澤藤範次郎さんが2011年東日本大震災時に、苦しい状況から起き上がれるようにとの願いを込めて作りはじめました。
おもりには、同じく岩手県にある久慈市の小久慈焼の土粘土を使用。地域の素材に拘り、それが素朴な温かさに満ちた商品作りに生かされています。
ご多幸起き上がり人形4種
今回私が連れ帰ったのは、こちらの4体。現在販売されているタコが一緒のご多幸シリーズコンプリートかと思われます。一体一体手作り手描きのため、皆形状や表情が違って個性的。「みんな違ってみんないい」状態です。
箱も魅力的です。
◉多幸蛙
正面。見上げるカエルと、そのカエルを見上げるタコの表情が好き。
タコが立体的なのも良いですね。
後ろ向き。凹凸がたまらない魅力。
横向き。こちら側は、祈りを捧げているかのよう。
◉多幸犬
正面。多幸犬は、頭にタコ を乗せています。
横向き。でれっとしているタコの姿が面白い。
後ろ向き。意外にタコ大きい。犬は邪魔に思わないのでしょうか。
横向き。こちらから見ると、まるでカツラのようなタコ。
◉多幸猫
ネコはどこか自慢げに見えます。「つーかまえたー」とでも言っているのでしょうか。
横向き。
後ろ向き。超シンプル。
横向き。タコの出っ張り具合が微笑ましい。
◉多幸虎
これは珍しい組み合わせ。トラは笑っています。タコは少し不安そう。
横向き。トラとタコの目線が一緒。
後ろ向き。尻尾が愛らしい。
横向き。さてトラはタコとどうやって遊ぶのでしょうか。それとも、持っているだけで幸せなのかな。
皆、たくさんの幸せに包まれますように。今後のご多幸シリーズも楽しみにしています。