琥珀のタコオブジェ

タコグッズ、アート
発見日:1995年夏頃

発見場所:東京 平和島骨董まつり
公式Webサイト:https://kottouichi.com/

形態:オブジェ

素材:琥珀(とされる)

サイズ:H 約6㎝、W 約4㎝、D 約3㎝

日本全国各地で開催される骨董まつり。露店であったり、マルシェであったり、開催形式は実に様々。中でも大規模会場で開催されているうちの一つが「平和島骨董まつり」。国内で最古の室内骨董イベントです。まだ街に出回るタコモノの作品、商品が少なかった当時、この骨董まつりに行くと、何かしら奇妙なお宝タコモノが発見、購入できました。その中の一つが、こちらのタコオブジェ。素材は琥珀(とされる)。

頭部をアップで見ると、なんと一つ目小僧なのです。口部分の突起が、タコの口(本当は漏斗)を模しているのでしょう。

まるでエイリアンのようにも見えますね。

後ろ姿は、クネクネと触手が絡み合うタコ踊り。絶妙のバランスで立っています。

下から見た図。触手のバランスと、吸盤の突起でオブジェを支えています。少し安定感が乏しく、少しの振動で倒れてしまうのが難点。

向かって右向き。口の突起が見えます。

向かって左むき。完全ではありませんが、ほぼシンメトリー。

琥珀は加工されたアクセサリーとしては数多く見ますが、オブジェとして作られるのは珍しいのではないでしょうか。購入先の骨董店でも、どこの国でどのような人が作ったのかは不明とのことでした。もしかすると琥珀に似た樹脂かもしれません。おどけた触手のポーズや猿に似た顔、荒削りな手彫りの様子から、アジア諸国のお土産品のようにも思えます。いずれにせよ、他に類を見ない逸品。