明石の玉子焼@松竹
2018年 7月下旬。
イベントのため明石を訪問した際、以前から行きたかった「玉子焼専門店 松竹」さんを訪問。
三代続く、本場の玉子焼を堪能しました。
明石駅前は工事も終了して、すっかり都会的な雰囲気に様変わり。
大きな商業ビルがいくつも立ち並びます。
「松竹」さんは、明石駅からコンコースでつながれた商業ビル「パピオス明石」の1階にありました。
メニューには「玉子焼」と「特別玉子焼」しかありません。
私は、特別玉子焼をオーダーしました。
普通のものより、中身のタコと生地が多いとの事。
ふわとろ熱々の玉子生地の中に、歯応えしっかりのタコが居ます。
出汁、ソース、各自好みで食べられますが、やはり、刻み三つ葉を入れた熱々のお出汁で食べたいですね。この出汁のお味がまた良いのです。優しく品のある味。
玉子焼の注文を待つ間、お店の棚の上に飾ってある、素敵なタコの花瓶を発見しました。
許可をいただいて、撮影させて頂きました。ありがとうございます。
お店の方によると、これは「明石焼」というこの地方特有の陶磁器。
食べ物の「明石焼」と間違えやすいため、食べ物の方を「玉子焼」に呼び名を変えたとの事。
明石焼は江戸時代中頃から、明石藩が普及に力を入れていたとされます。
約300年間、主に日常雑器が生産された後、大正時代頃から徐々に衰退。現存する窯はなく、お店に飾ってあった花瓶が最後の作品だそうです。
なぜ明石焼を玉子焼というのか、その答えが陶器にあったとは。
老舗のお店だからこそ、伝統を大切にしているのだと実感しました。
お店の場所は、以下リンク先から。「パピオス明石」https://papios.jp/floor/1F/