コボリサヤカ期間限定ショップ「small∞moat(スモールモート)」@ラフォーレ原宿

タコグッズ、アート
タイトル:ぬいぐるみ作家・コボリサヤカ期間限定ショップ「small∞moat(スモールモート」

期間:2021年11月22日(月)〜12月5日(日)11:00〜20:00

場所:ラフォーレ原宿1階エントランススペース

作家:コボリサヤカ
公式Webサイト:http://@small8moat

銀杏並木が色づく中、表参道にあるラフォーレ原宿まで。コボリサヤカさんの個展に行きました。

ラフォーレ原宿は一足先にクリスマスの装い。そのディスプレイのちょうど裏側、1階エントランスを入ってすぐの場所に、ポップアップショップはありました。作品展示、受注会、グッズ販売を同時開催しています。(写真撮影&掲載許可済みです。ありがとうございます。)

コボリサヤカさん。広告、イベント、SNSで大人気のぬいぐるみ作家さんです。ショップ名「small∞moat」は自身のお名前から付けたのでしょうか。日頃公式webサイトから作品を拝見し、実際に見てみたいと思っていました。世のコロナ状況が落ち着いている今、この個展はラッキーチャンス。

ぬいぐるみ作品は、ドイツ製のファー生地や布を使用し、型紙製作から生地の裁断、染色、小物の制作まで、オールハンドメイド。コボリさんお一人で作っています。そのオリジナルぬいぐるみは「ウチノコ」と呼ばれ、「だけじゃない」をコンセプトに独自の世界観で展開されています。

美しい、可愛い、愛おしい。。。だけではなく、各人格やストーリーが感じられるぬいぐるみ達。作者コボリさんが皮膚となる布を選び、肉付けをしながら顔や体の各パーツをつけ、衣装や小物も吟味されたボタンやビーズで彩られていく。その一つ一つが、血や肉となり、鼓動となり、命となっていく。各自の意思や想いが感じられます。その表情や佇まいは、時に切なく儚く、時に優しく温かく、繊細かつしっかりと生きています。じっと見ていると各々が語りかけてくるよう。

そんなコボリ作品の中にタコも居ました。

まずこちら。赤にスポッツがついた皮膚の「てのひらタコ」。カニの足に座っています。お茶目なこのコは、何かイタズラでも考えているのでしょうか。腕(=脚)と腕の間の傘膜がレースで、吸盤がビーズでできているオシャレさんです。

そしてもう一体。ドーム型ケースに入ったこちら。気品溢れる「ロイヤルタコ」です。

落ち着いた肌色素材に素敵な帽子を被り、舞踏会に参加されるのでしょうか。こちらの傘膜はアンティーク調のレースで、全体的にクラシックな雰囲気。気品がありますね。

もちろんタコの他にもたくさんの魅力溢れる生き物達が。

スチームパンクな猫も居ます。このテイストも好き。

コラボレーション作品もあります。ゲスト作家、本田みずほさん作のロウソクと一緒に。

本田みずほさんチカさん作のぬいぐるみと一緒に。

「ウチノコ」達を誕生させるための素材も一緒に展示されていました。

一つ一つの素材が細胞となり、血や肉、皮膚となり、鼓動や息をし始める。。。コボリさんの手によって世に送り出される瞬間を、きっと「ウチノコ」たちも心待ちにしているでしょう。