サンシャイン水族館

タコ水族館、博物館

◉サンシャイン水族館とは

「サンシャイン水族館」

所在地:〒170-8630 東京都豊島区東池袋3-1
             サンシャインシティワールドインポートマートビル屋上

公式Webサイト:https://sunshinecity.jp/aquarium/

開館:1978年10月

運営:(株)サンシャインエンタープライズ

関連水族館:
「しながわ水族館」:(株)サンシャインエンタープライズ品川事業所が運営 
「横浜おもしろ水族館」:業務提携。「サンシャイン水族館」スタッフが飼育を担当。

◉サンシャイン水族館の見どころ

サンシャイン水族館があるサンシャインシティは、池袋という東京の中心部に位置します。都会のしかも、ビルの屋上にある日本初の水族館です。占有面積、重量制限の関係で、水族館の規模としてはあまり大きくはありません。しかしマンボウに代表されるように、都会の屋上水族館とは思えない、大きめ珍しめの生体も多く飼育展示されてきました。

また、小説、漫画、映画等の人気コンテンツとのコラボレーション、「深海生物展」や「毒毒毒毒毒毒毒毒毒(もうどく)展」等特別展展開といった形で、絶えず集客に力を入れています。

近年は、多種多様な飼育生体に会いに行くだけでなく、そこで時間を過ごす「空間」としての水族館の意義を高める展開が目立ちます。

例1「天空のペンギン」(2017年〜)

屋上に配置した水槽で泳ぐペンギンは、まさに空を飛んでいるように見えます。

例2「海月空感(くらげくうかん)」(2020年〜)

モネの「睡蓮」を連想させる、絵画のような空間。
海月トンネル
2Fへの階段部分。こちらの映像も海月にリニューアルされています。

◉サンシャイン水族館でタコに会うには

常設展示

サンシャイン水族館でほぼ常設飼育、展示されているのはミズダコです。水族館内1Fのサンシャインラグーン水槽の対面に位置する筒型の水槽、この中に、主のようにいらっしゃいます。

以前係の方に伺ったところ、ミズダコの寿命は約1〜2年のため、順次生体が入れ替わっているとのこと。

通常私がサンシャイン水族館を訪問する際、この水槽の中に居るタコの前で過ごす時間が一番長いと言っても過言ではありません。長時間見ていると、寝ている姿、周囲を観察してうねうねと動き回っている姿、吸盤を脱皮している姿、色々な様子を観察できて時間を忘れてしまう楽しさです。

特別展示

毎年1〜3月にかけて開催されている「ゾクゾク深海生物展」にタコ類が飼育展示される場合は、ミズダコ水槽の横に位置する水槽の住人となります。人気のメンダコもここに居ますが、何せメンダコは超デリケートで寿命が短いため、飼育展示期間も短くなります。メンダコ以外のタコが飼育展示される場合もありますので、会いに行く際は、水族館の公式Webサイトでご確認下さい。

また、深海生物のイベント期間中は、ミズダコ水槽も深海の住人に明け渡すため、このような「タコ並び」は珍しい光景となります。

左がメンダコ、右がミズダコ

おまけ

サンシャイン水族館では、臨機応変に展示飼育生体を変更させており、この日はタチウオが居ました。

また訪問時期が年末年始時期だったため、このようなダルマ水槽の展示も。水槽の中には、願いを込めた2種類のハゼが。

2021年もコロナ状況はなかなか好転しませんが、アケボノハゼのように困難に立ち向かいつつ、アオギハゼのように、上を向いて前向きに過ごしたいものです。