ゾクゾク深海生物2023@サンシャイン水族館

イベント, タコ水族館、博物館
会期:2023年1月13日(金)〜3月12日(日)
   10時〜18時(最終入場17時)

会場:サンシャイン水族館

公式Webサイト:https://sunshinecity.jp/aquarium/

✳︎諸事情により会期、時間、入場条件等変化する場合があります。(特に深海生物に関しては、採取状況や生体の健康状態等により展示内容が変化します。)ご来場の際は公式Webサイトでご確認下さい。

毎年恒例、サンシャイン水族館の深海生物展です。2023年はどんな内容なのでしょうか。早速初日に行って来ました。

今回は4章にまとめて展示しています。

◉第1章 深海の入口へようこそ

今までも探査の目的で使用されていたドローン。新たに深海生物の採取のためにアームを付けた独自ドローンで、今後の活動にも新展開が見られそうです。主に底引き網漁により、運任せでもあり採取目的でない生物も採取してしまったり、ほかの生物との摩擦により採取生物が傷ついてしまったり、と課題もあった深海生物の採取。このアーム付きドローンの導入により、採取必要な生物をピンポイントに、傷つけずに採取できる可能性も広がります。

このドローンによって実際に採取された生物たちも飼育展示されています。

そして、冷たい水槽のこのゾーン、メンダコライトに導かれて深海展示は続きます。

大水槽にはおなじみギンザメやサギフエなど。

ギンザメ可愛い。

お隣はオオグソクムシ。

そのお隣は、イガグリガニ。

ちなみにイガグリガニの入っている水槽は、通常の深海生物展ではメンダコの住処となっていた場所。メンダコ生体は未だ採取されておらず、展示されていませんでした。3月の期間終了までのどこかで会える日を待っています。

イガグリガニのお隣の水槽では、賢者ミズダコが何やら思案中でした。昨年の個体とは違うのかな。少し小ぶりに思いました。

◉第2章 “深海のアイドル”の知られざる素顔

賢者ミズダコの右隣に、メンダココーナーがありました。

当時ニュースになっていましたが、サンシャイン水族館では2022年に、メンダコの国内最長飼育を記録しました。長期間ならではの飼育観察により、今まで未知だった生態もわかってきたようです。このコーナーでは、最長飼育を記録したメンダコの液侵標本や生存中の活動映像も展示されています。特に映像は、メンダコの見せる様々な様子が面白いので、ぜひ会場でご覧下さい。

タチウオの水槽の前に浮かぶ、オオグソクムシライト。深海展示は2階へと続きます。

2階です。

もしかしたら新種の可能性もあるかも?と期待されるソコボウズの仲間。

ラブカ。

◉第3章 深海2000mのトッププレデター、現る!

このサイズの深海魚は、やはり迫力があります。日本初公開のヨコヅナイワシの冷凍標本。現在、深海の食物連鎖の頂点に居るのではないかとされる生物。

採取までの記録も展示。

水深2000mではほとんど行われない、底延縄漁(そこはえなわ漁)で採取したというのが驚きです。下の釣り針で釣り上げたとの事。

◉第4章 海洋ゴミの脅威

これは継続案件となっていますね。深海でも実際に発見されるゴミ。深海でもこのように見つかると言う事は、水深が浅くなるに従っていかに深刻が伺えます。この問題は通常展示でも啓蒙活動として継続していかねばならないでしょう。

最後に。水族館前、ゲストルームスペースにこのような場所を発見。

入場無料。別途料金はかかりますが、色々遊べるようです。

個人的には、入口ゲートの深海タコたちのビジュアルを満喫しました。

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