
POP UP COLONY@Hanamusic(ハナムシック)
タイトル:「POP UP COLONY」 作者:Hanamusic 公式Webサイト twitter:https://twitter.com/hanamusic_toy instagram:https://www.instagram.com/hanamusic_toy/ 会期:2022年4月30日(土)〜5月8日(日) 会場:T-BASE GINZA
夫婦チームHanamusicさん初の個展。会場は、2022年1月15日にオープンしたばかりのT-BASE GINZA。ここは「ソフビ×伝統工芸」をコンセプトに、和の空間にアート玩具が並ぶ展示をしています。銀座という場所柄、高感度な顧客向け、さらにはインバウンドで銀座を訪れる海外客に向けて発信しているように思います。世界的にも人気のアートソフビを紹介する場として、今後も楽しみですね。
正面のディスプレイには、石粉粘土で作られたカラフルな生物たちが。
これこれ!このタコ’sが見たかったのです。
表皮の色素のカラーリングが凝っていてオシャレ。傘膜部分がスカートのよう。
メンダコもポップ。水玉のカラーリングが、可愛らしさを強調しています。この時ちょうど日が当たっていて、日向ぼっこのようでした。
Hanamusicさんは、ソフビ、羊毛、粘土を素材に、昆虫や水棲生物を作っているブランド。元々生き物好きだったご夫婦がツノゼミという昆虫に魅せられて生み出されたのが、オリジナルキャラクター「さし美」。特徴的なフォルム、ダンゴウオやウーパールーパー等の水棲生物に通ずるぽわっとした表情、豊富なカラーリングで人気を博しています。限定カラーもたくさん。
造形に関しては図鑑的な視点とキャラクターとしての、カラーリングに関しては心地よさとの、若干の違和感を大切にしているそうです。その違和感を生み出す匙加減が、独特の作風に繋がっているのですね。
和風&ゴージャスな金箔 「さし美」。”The 金沢”の印象。

盆栽シリーズも斬新。水棲の生き物シリーズの展開も期待します。(もちろんタコも!)

一番手前に居るのが「ムームー」。
「つのまる」も居ますね。
石粉粘土の昆虫たちも個性的。
タコレクターである私が購入するのは、通常タコモチーフのモノですが、「さし美」は例外でした。そのキャラクター性、造形、カラーリングに惹かれて一目惚れ。今は家のタコレクション部屋で、クレクレタコラやオクタンたちと暮らしています。
ちなみに、 「さし美」はHanamusicさんが企てているツノゼミソフビ化計画のまず第1歩。
「さし美」はカンザシツノゼミ。マレーシアに生息するツノゼミの仲間。「がりつまヶ丘」にて採集されます。その幼なじみが、バラトゲツノゼミの 「とげまる」。「ちくわ公園」で採集されます。仲間にミカヅキツノゼミの「ムームー」がいます。「ユウガオ団地」で採集。そんなキャラクター、ストーリー設定がどんどん広がります。
ツノゼミの種類は3200種もあるそうで、今後登場するキャラクターやストーリーも楽しみですね。