浮世絵動物園@太田記念美術館

タコグッズ、アート

「浮世絵動物園」

🐙会期 2017年4月1日(土)〜5月28日(日)
前期:4月1日(土)〜26日(水)後期:5月2日(火)〜28日(日)

🐙会場 太田記念美術館(東京 原宿)

公式HP
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/ukiyoezoo

 

 

原宿駅から徒歩5分。大通りから一本入った場所にある太田記念美術館。浮世絵専門の美術館として有名ですね。

久しぶりの訪問でしたが、以前と圧倒的に違うのが外国人観光客の数。平日午後の訪問時に会場は結構な賑わいで、しかも半数は外国人観光客。皆さん熱心に鑑賞され、擬人化した作品には笑い声をあげておられたのが印象的でした。

 

 

 

今回の展示は「浮世絵動物園」

2010年に開催され好評を博した内容が さらにパワーアップ!
前回の2倍、約160点の展示数だそうです。(作品は、前後半 入れ替え制)

そこに描かれる動物は、猫や金魚、擬人化されたタコや狐、龍やカッパ。。。
楽しく見ごたえのある展示となっています。

 

 

おっと。ポスターにも、しっかりタコがいます♪

 

こちらにも。いい仕事しています。

 

 

私が訪れた後期には、会場でタコ作品を3点、展示されているのを発見しました。

 

🐙その1
「蛸踊り」 歌川貞秀 天保10年(1839年)

ポスターでも大活躍。そして、太田美術館で販売している「ポストカードブック」の中にもありました。

 

こちらです。

 

そう!これは、つい先日「ゴフクヤサン・ドットコム」タコ帯紹介の際にお目にかかった柄。タイムリーに実物を鑑賞できて良かった♪

小さな作品ですが、手が込んでいます。ユーモラスであり愛らしくもあり。繊細な表現や色彩のグラデーションなども素晴らしい。

 

 

🐙その2
「新版魚づくし」 一橋斎艶長 万延〜明治8年(1860~75年)頃

子供向けの版画。様々な魚を紹介しています。子供が魚の名前を覚えるための教育的な一品でしょうかね。

ひらめ、とびうを、ふぐ、かます、かに、たこ。。。と普通にいくかと思いきや、「にんぎょ」と称して髭もじゃのおじさんの絵もあったりします。

 

 

🐙その3
「青物魚軍勢大合戦之図」 歌川広景 安政6年(1859年)10月

(参考画像転載 Wikipediaより)

これは大迫力!タコ武将の口から飛び出すビームに乗って、子分のタコたちが敵に向かっていくのです。登場する魚それぞれが実在の武将たちの擬人化であり、世相を反映した作品と言われています。

 

三種三様のタコ浮世絵を堪能できる展示でした。[:]