「ムラサキダコ」〜海からあらわれるマントの怪人〜@中村 宏治著/奥谷喬司監修

タコカルチャー, タコ学
ムラサキダコ〜海からあらわれるマントの怪人」
(びっくり写真えほん)

発売日:2018年7月1日

出版社:フレーベル館

サイズ:大型本 27.2×21.8×1㎝  34ページ

なんとタコの中でも「ムラサキダコ」のみを題材にした、マニアックな写真絵本です。

表表紙

その生きものの名前はムラサキダコ。タコだけど、イカみたい。大きな目を持ち、ゆったりと海の中を泳ぐんだ。こんなヘンテコ生きものが持っている、とっておきのひみつとは…。海にはふしぎな生きものたちがまだまだたくさんいる。さあ、いっしょにさがしにいこう!

(商品内容データベースより)
裏表紙

写真撮影と文章を担当したのは、水中写真家の中村宏治さん。島根県の沖泊(おきとまり)にあらわれる不思議な生き物を撮影に。それがこの、ムラサキダコでした。ムラサキダコの赤ちゃん、オスメス、泳ぐ姿、膜を張って逃げる様などなど、豊富な写真でムラサキダコの生態を描いています。こんなに色々な姿のムラサキダコを見られて、子供のみならず大人にも嬉しい一品。また生態に関する内容は、タコ界(というか軟体動物界)のレジェンド奥谷喬治さんが監修しています。

ムラサキダコ?海からあらわれるマントの怪人 (ふしぎびっくり写真えほん)

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著者略歴(商品説明内、作家データベースより)

中村/宏治
1947年、東京生まれ。学生時代に水中撮影と海洋生物研究の権威、益田一氏に師事。伊豆海洋公園をベースに海を学ぶ。30歳で日本水中映像(株)を設立し、あらゆる分野の水中映像で多くの作品を手がける。海外でも1982年にナショナルジオグラフィックの「The Lost Fleet of Kublai Khan・佐賀鷹島」の撮影を担当。2013年には英国自然史博物館の依頼でWildlife Photographer of the Yearの審査員を務めた

奥谷/喬司
1931年、福岡県生まれ。東京水産大学(現東京海洋大学)増殖学科卒業後、東海区水産研究所勤務を経て、国立科学博物館動物研究部研究室長、東京水産大学資源育成学科教授、日本大学生物資源科学部教授を歴任。専門は軟体動物の分類、生態、資源の研究。理学博士。東京水産大学名誉教授、日本貝類学会名誉会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ちなみに、このムラサキダコは別名「衣(ダコ」「ブランケットオクトパス」とも呼ばれています。「衣ダコ」に関しては、妖怪としても人気を博していますね。関連記事はこちら。

衣蛸(ころもだこ)について