蛸石@大阪城
発見日:2016年頃 発見場所:大阪城 本丸広場入り口 桜門 大阪城公式ウェブサイト:https://www.osakacastle.net/
大阪府大阪市にある大阪城公園。
広大な公園の中は、再建された大阪城天守閣を中心に、史跡や見所がたくさんあります。(詳細情報は、公式ウェブサイトをご覧下さい)
天守閣は資料館と展望台になっています。
金のシャチホコも間近に見え、大阪の街の絶景も楽しめます。
そして、その大阪城本丸を守るタコが存在するのです。それがこちら。
「蛸石」です。
どこがタコかというと、石の左側をご覧下さい。
確かにタコが腕を広げて居るではありませんか。
角度を変えてみると、ほら、こちらです。(矢印参照)
このタコは誰かによって描かれたのかと思いましたが、自然発生的に生まれたようです。
桜門の内側には、本丸の正面入り口を守るため、石垣で四角く囲まれた「枡形」という区画が設けられ、上部に多聞櫓(たもんやぐら)が立てられた。この枡形は、徳川幕府による大阪城再築工事の第二期工事が始まった寛永元年(1624年)、備前岡山藩主 池田忠夫(いけだただお)の担当によって築かれ、石材は備前(岡山県)産の花崗岩(かこう岩)が用いられている。
(大阪城内「桜門枡形の巨石」キャプションより抜粋)
桜門枡形の正面にあるのが、城内第一位の巨石として知られる「蛸石」(59.43m2、畳36畳敷)である。重さは推定約130t。
「蛸石」という名は、石の表面左側に酸化第二鉄による茶色い蛸の頭形のシミがあることから名付けられたものかと考えられている。
(大阪城公式ウェブサイトより抜粋)
以上の解説から推察すると、お城を守るために築かれた巨石に、じわじわっとタコが浮き出てきて共にお城を守っている、という感じなのですね。歴史のロマンを感じます。
大阪城公園、天守閣周辺を散策される際は、ぜひ桜門でお城を守り続けている「蛸石」にも会って行って下さいね。