ひっぱりだこ

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「ひっぱりだこ」という言葉があります。タコという語を使った言葉としては、一番耳にする言葉の一つではないでしょうか。その意味と語源に関して調べてみました。

意味:多くの人気を獲得し、多くの人から誘い・働きかけを受けること。引く手多数であること。

(出典 実用日本語表現辞典)

また、別の辞書では

① 多くの者が自分の側に引き入れようと争うこと。また、その人や物。

② 足を竹串で四方に広げて干した蛸。

③ ②の形に似ることから、磔(はりつけ)の異名。

(出典 三省堂 大辞林)

三省堂 大辞林の②の「足を竹串で四方に広げて干した蛸」が、「ひっぱりだこ」の意味ではなくて、そもそもの語源だとする辞書もあります。それは現実にどのような形をしているかというと、以下のようなものです。

 

 

裏返すと、こんな感じ。

吊るして干す前に、網の上に広げて乾かすため、網目が付いていますね。

実際、蛸漁の盛んな漁村では、生のタコをこのようにして干すのは、日常的によく見られる光景です。

 

そして、今回 この干物は、ナマではなく、カプセルトイのシリーズもの。
TAKARA TOMY ARTS「ザ・珍干物」で発見しました。

 

全5種は、エイ①、エイ②、ワラスボ(ハゼ科)、蛸①、蛸②、といったラインナップです。これは、なかなか攻めているというのか、ニッチを狙いすぎな感が否めませんね。

 

 

蛸①、②と二種類あるのは、個人的にはポイントが高いです。今回は蛸②しか手に入りませんでしたが、①も引き続き探してみたいと思います。