ミステリーアニマルとしてのタコ@萩博物館特別展2010

タコカルチャー, タコ水族館、博物館
萩博物館特別展「2010年UMA(ユーマ)との遭遇」〜知られざるミステリーアニマルの世界〜

会期:2010年7月3日(土)〜9月5日(日)

会場:萩博物館
公式Webサイト:https://www.city.hagi.lg.jp/hagihaku/

長州藩の城下町として、幕末の志士達を多数輩出したことでも有名な、山口県萩市。「江戸時代の地図がそのまま使えるまち」がキャッチコピー。町全体を博物館として捉え、「萩博物館」は、その中核施設の位置付けとなっています。

余談ですが私tacotacoは、高校時代の修学旅行で萩を訪問する機会があり、そのちょうど同時期に放送されたNHK大河ドラマ「花神」にどハマり。原作となった司馬遼太郎氏の「花神」世に棲む日々」も熟読。松下村塾や、吉田松陰、高杉晋作、久坂玄瑞、桂小五郎、伊東博文ら登場人物達の生家等、当時の雰囲気の残る萩の町が大好きになりました。以来複数回訪れていますが、前回がなんと2010年。早11年前となってしまったのは驚愕です。

その2010年訪問時、萩博物館に立ち寄った際に開催されていた企画展です。見よ!この雑誌「ムー」を彷彿とさせる素晴らしいポスター!ポスターの左下部分に多足ダコのシルエットが見えますね。

ミステリーアニマル・・・ それは、
存在するといわれながらも科学的には確認されていない未確認生物
(Unidentified Mysterious Animal:UMA)、
人々の想像やロマンから生まれた伝説生物
実在するも不思議な能力や姿をもつ怪奇生物
・・・などなど、謎めいた生物たち。

いざ、彼らがひそむ異空間へ潜入し、究極のミステリーアニマルをつきとめよう! 

(萩博物館公式Webサイトhttps://www.city.hagi.lg.jp/hagihaku/event/1007uma/info.htmより)

そんな趣旨の元、約40種類100点のミステリーアニマルに関する資料が展示されていました。特に見どころとされていたのは以下の10ポイントです。

1.ヒバゴン:当時の目撃者の恐怖が模型から伝わってくる!

2.ツチノコ:その可能性を残した数少ない標本

3.イッシー:水面にUMAが背中をあらわした決定的映像

4.45本足のタコ:それは、本当に捕獲された!

5.ケサランパサラン:幸せを呼ぶといわれるUMA

6.河童のミイラ:山口県初公開!必見の貴重資料

7.人魚のミイラ:河童のミイラとならんで必見!

8.大蛇の頭:萩の海潮寺に現存していた伝説の品

9.究極のミステリーアニマル

10.ドクターハギンシュタインからのメッセージ(約7分の映像)

(同Webサイトより)

そう、ここで堂々と登場したのが

多足ダコ」。

UMAではなく実在したタコで、鳥羽水族館所有の45本物です。実在はしますが、多足になる原因は諸説あり、ミステリアスな生物として紹介されています。

そしてもう一種類、多足ダコと同様ミステリアスアニマルとして紹介されていたのが、こちら。

ムラサキダコ

萩近海で採取された標本。萩近海ではムラサキダコがよく発見されるそうです。マント部分がずるずると長く伸びて泳いでいる様が蛇のようだとして「ヘビダコ」の異名があるとか。

天井には、こんな素晴らしいムラサキダコが泳いでいました。

この特別展は、萩博物館における特別展・企画展として、過去最高の総来場者数(6万7,769人)および1日の平均来場者数(1,043人)最多記録を達成とのこと。皆やはり未知の生物、生態が大好物なのですね。

またどちらかで、ミステリアスなタコの企画展示が開催されるよう期待します。