タコのディスプレイ@銀座メゾンエルメス

タコカルチャー
発見日:2020年9月中旬頃

発見場所:東京、銀座「エルメス」路面店「銀座メゾンエルメス」
公式Webサイト:https://www.hermes.com/jp/ja/story/maison-ginza/

形態:ウィンドウディスプレイ

テーマ「寿司イノベーター」

アーティスト:デオ・マスリエ  Théo Massoulier

会期:2020年 6月18日(木)〜10月13日(火)

「エルメス」銀座店のスタッフの方に、撮影及び掲載OKを頂きました。ありがとうございます。

さてタコのウィンドウディスプレイといえば思い出されるのが、2017年夏三越日本橋本店。「艶祭」と題して、伊勢丹新宿本店と三越日本橋本店の二店舗にて、華やかにタコのディスプレイ合戦を繰り広げておりました。当時両店舗を取材しましたが、伊勢丹新宿本店は撮影OK、掲載NGとのことでご紹介できなかったのが残念です。三越日本橋本店では、撮影掲載共にOK頂きましたので、以下のようにご紹介し、好評でした。

タコのディスプレイ@三越日本橋本店

あの時は路面のウィンドウ4面を使って展開していました。今回のエルメス銀座店では2面使用。

担当したアーティストプロフィールは以下の通りです。

テオ マスリエ Théo Massoulier

2016年にフォルテッツァ(イタリア)のユースアートビエンナーレで、2017年にヴェネツィアビエンナーレのハイパーパビリオンで初めて作品が発表されました。 2018年には、IAC(ヴィルールバンヌ)が携行するデバイスであるギャラリーノマデスの一部として、またセンターデヒューマニテスデリナ(リヨン)でアングル(ラロッシュシュルフォロン)にソロを出展しました。バスティーユアートセンター(グルノーブル)で。 2019年、彼はKashaganプロジェクトルーム(Lyon)で新しい個展を開催します。 4つのQ21-Museumsquartier(ウィーン)と4月に続く展示があります。

(「銀座メゾンエルメス」公式Webサイトより)

向かって左側のウィンドウでは、女性のお客様をおもてなしするタコの触手。もしや寿司カウンターにご案内する前のお茶でもサービスしているのでしょうか。

そして、向かって右側のウィンドウは、タコ&イカの寿司カウンター。

店舗公式Webサイトによるコンセプトは以下の通りです。

銀座メゾンエルメスのウィンドウディスプレイは、街にひらかれた劇場です。さまざまなクリエイターの独創的な視点を通して、エルメスが毎年掲げる年間テーマを表現します。
エルメスの2020年の年間テーマは「イノベーションの動き」。ウィンドウという空間の中で、様々な夢の世界に誘います。「イノベーションの動き」のテーマに基づき、100年以上進化し続く多型なベルトコンベアに着目しました。それは古代より物・人の移動を可能にし、改善と技術革新の道を常に歩んできました。世界中の空港・地下鉄で荷物・乗客・乗員を日々運んでいるベルトコンベアですが、今回は特に注目されることもなくなったベルトコンベアを様々な生物達が営む回転寿司屋という架空の世界に取り込み、現実には存在しない架空の食物で造られた寿司がエルメスの製品と交じり合う事でユニークなコミカルな空間を表現しています。

職人はたまたコンシェルジュの二人の周りを創作懐石料理が回っているのでしょうか。

タコイカの首元のタイも、料理の器も、もちろんエルメスです。

これは?足が8本あります。タコを使用しているのか、どんな味の料理なのでしょうね。

夏らしく、ハイブランドの銀座店らしく、クリエイティブかつ高級感に満ちたウィンドウディスプレイでした。

エルメス店舗では以前、アメリカで、巨大な赤ダコをディスプレイに使用したことがありました。タコがお好きなようなので、またどこかでタコディスプレイにお目に書かれれば嬉しいです。