「メンダコの世界」@沼津港深海水族館

タコ水族館、博物館
「〜冬の特別イベント〜メンダコの世界」
会期:2019年12月21日(土)〜2020年3月8日(日)

会場:静岡県、沼津「沼津港深海水族館」
公式Webサイト:http://www.numazu-deepsea.com/

世界的にも稀な、深海生物にフォーカスして常設飼育展示をしている「沼津港深海水族館」。シーラカンスの冷凍&標本2体展示もですが、メンダコの常設展示をしている水族館として有名です。

今回はそのメンダコにフォーカスした特別展に行って来ました。

メンダコはいつも1F に展示されていますが、特別展は2Fです。

1Fの「深海生物ラボ」コーナーでは、展示に至らなかったメンダコを用いて特別講座が行われる場合もあるそうです。

2Fです。ここが「メンダコの世界」展示。あまり大きなスペースではありませんが、スタッフのメンダコ愛溢れるキャプション、イラスト等により、メンダコ情報がギュ!!と詰まっています。

よく見ると、一つ一つが小さなメンダコ。

それではコーナー毎に見て行きましょう。




「メンダコの世界」入口。

「タコってどんな生き物?」

タコの分布、体のつくり等、タコ全般の説明。

生体は、3体居ました。

テナガダコの一種。
オオマルモンダコ。
ミズダコ。

「メンダコとマダコ どこが違うの?」

マダコと比較し、メンダコの特徴を再認識するコーナー。メンダコは墨をもっていないのですね。暗い深海で黒い墨を吐いても目くらましにならないためと言われています。

マダコとメンダコ、大きさも見た目も違うのに、カラスとんび(クチバシ)は同じ形をしているとな。

「実は知らないタコの秘密」

タコの吸盤に見立てた⚪︎の中に、8つの秘密が掲載されています。

例えば

繊細かつ賢いタコの飼育には様々なご苦労があるのですね。




「メンダコの繁殖」

タコの繁殖行動について、また普通のタコとメンダコの繁殖の違い等に関するコーナー。

タコの繁殖行動は、交接腕(こうせつわん)という特殊な腕で、オスが精子の入ったカプセルをメスの体内に入れて受精させるのですが、メンダコもおそらく同じような行動をしていると思われます。

また、メンダコの卵は、マダコ等の「海藤花」と呼ばれる房状の大量卵ではなく、1〜3個の卵を産み付けるスタイル。卵のお世話もしないのですと。

(以下、館内映像より抜粋)

卵が孵化するまでには、約6〜8ヶ月。

赤ちゃんの大きさは約1㎝。小さくても大人と同じ形をしているのですね。

「沼津港深海水族館」では、「葛西臨海水族園」に続き、メンダコの孵化に成功。最長飼育記録も達成しています。




「深海のアイドル メンダコの秘密」

メインコーナーです。大きなメンダコオブジェも素晴らしい。メンダコの生体も展示されています。(生体の展示状況は流動的です。「沼津港深海水族館」公式Webサイトにて展示状況をご確認下さい)なお、生体のみ撮影禁止です。

オス。
メス。

メンダコの匂いを嗅げます。説明文には”独特の刺激臭”とありますが、実際に嗅いで見たところ、強めの磯臭がしたのみ。採取時はもっと濃厚なのかもしれません。

メンダコの長期間飼育に挑む当水族館が、今までの経験をまとめた、メンダコにとっての最適環境。

駿河湾に生息しているのメンダコの種類は「メンダコ」「オオメンダコ」「センベイダコ」の3種類。「センベイダコ」のみ生体を見たことがありません。見て見たいなー。

「なぜメンダコが人気者になったのか」

「メンダコが有名になったのは、ここ深海水族館ができたから?!」とありますが、私はその通りだと思います。それまで深海に棲むタコの存在は一部マニアにしか知られていませんでした。しかし、この水族館で常設飼育展示を始め、繰り返しメディア等にクローズアップされるうちに、メンダコはすっかりメジャーになりました。

他の水族館での飼育展示も始まり、メンダコを目にする機会も増えました。「深海水族館」は他の水族館に比べ、生息地である駿河湾の漁港のすぐ近くにあることで、海から短時間で飼育展示の環境を整えられるメリットが大きいですね。

いずれにせよ、各水族館スタッフの方々の様々な努力やご苦労により、未知の生物メンダコを身近に感じられるのは嬉しくありがたいことです。

メンダコグッズの数々

水族館で販売しているメンダコグッズの一部も展示されていました。まだまだ沢山あり、コレクター泣かせとなっています。

この日購入したグッズ関連は、別途ご紹介します。



One thought on “「メンダコの世界」@沼津港深海水族館

Comments are closed.